ブナ日記

ブナの木が大好き!ブウブウ文句も言ってます、てなことで ブログではブナと名のってます。カメキチのつれです。これは 私的備忘録です。

べ~んは?

産婦人科学を教えてくださった田中先生?

お名前はちょっとあやふやだけど…

お顔と その独特の物腰は半世紀近く(‼)たった今も思い出せる

 

当時はカルテをドイツ語で書かれるDrも多い時代

田中Drは 分娩中 産婦に余計な不安を与えないように

学生にもドイツ語で指示をしてくるという人で

それが 学生の勉強にもなるとの信念の持ち主だったのです

 

実習前には 必ず カルテ上の単語の丸暗記

 

産科実習中は いつ産まれるか分からないから

学生は 寮のなかでも 別に待機している

夜間でも 分娩が始まると 電話で呼び出される

夜間に お産の実習があっても 翌日の授業は普通に出席しなきゃいけない

 

いつもなら 2人決まった相棒と 実習場をまわる

が、産科だけは 4人グループ

 

陣痛のことを Wehenという

vé:ǝn と発音する

 

Drが 「べ~んはどうだ?」という度に

いつも 別のことを想像してしまうわたし

 

陣痛に 苦しみつつ

「えっ・・・」と 不安な表情をみせる患者さん

こんな言い方 絶対おかしい!と思いつつ

何にも言えなかったけど

 

その頃は 後産で胎盤が出ると Drは 素手胎盤の計測や異常の有無の観察は 学生にさせた

素手でなければ 異常は分からないと言って…

今じゃ考えられない(感染上、問題です!)

 

ご存知ですか?

胎盤って 人さまざまでレバーの大きいのに ゴツゴツ、ツブツブ、部分石灰化していたりして 生暖かく、気味の悪いものです

 

おかげさまで 新婚の時、一度 生レバーの調理に挑戦したものの

あの感触を思い出して 捨ててしまった経験があります

あれから、自分ではレバーを 生では触ったことがありません

 

一番初めに見学したお産は 胞状奇胎という異常分娩でした

これも ショックでした

(3~5%ほどは胞状奇胎のあとに絨毛がんが発生することもあるため、除去後も経過を観察が必要になりますが、現皇后もかつてそれで流産されたあと、元気なお子を産んでおられるので、もし、診断されてもガッカリしないでくださいね)

 

結局、私たちの実習グループは 4週間で約30症例のお産に立ち会い、クラスでは断トツでした

 

元気な産声で生まれてくると 分娩室はバラ色です!

 

でも…

死産や流産で生まれた子の 透き通るような ちっちゃな身体

奇形がある時も…

 

元気で生まれてくることが 

どんなに大変かを 学んだ実習でもありました

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